20万ヒットありがとうございます。
感謝を込めて、これまでの作品を振り返ってみようと思います。(2008.8.19)
同棲生活
(2004.12.13〜2006.4.14)
初めて連載をさせていただいた小説でございます。
他サイトですでに執筆活動を始めていので、私なりに何か違いを出さないとと考えたのが、お題の使用。それ以降、このサイトでの常識になってしまいました(笑)。
書き始めた当時の私、20歳。やたら同棲に憧れ、年下の男の子と近親相姦というワードに惹かれていました。どんなハタチ・・・(汗)。
文章とか、今見たらめちゃくちゃで、本当に穴に入りたくなる(笑)。でもストーリーは気に入っています。そしてこの作品があるから今の【かぼちゃの馬車】がある。
結末は私自身も満足していて、それも読者さんに共感されて、改めて読んでいただけることの喜びを感じました。早く遥ちゃんと知樹の未来を書きたいなー。微妙に書き出しはどこかのフロッピーに埋まっているはずなんだけど。
今でも感想をいただける、とても幸せな作品です。
赤い果実
(2005.7.3〜2005.7.30)
初めて当サイトで完結印を出した全五話の小説です。中編と呼んではだめだと思う・・・。
この頃やたら「女教師モノを書きたい〜!」って騒いでいて、友人に「何そのAVみたいな設定・・・」って白い目を向けられてしまいました。
私の中で初めてちょっとだけエロを目指した作品です。
単なる純情で終わりたくなかったの。
そして何故か受験小説に走っていってしまいました・・・。
赤い果実〜You're My Lover〜
(2006.8.2〜2006.9.29)
で、受験小説の続編(違うって)。
本編を読んでくださった読者さまに、リクエストをいただいて書いたものでした。
なかなか難産で、こんなにストーリーに詰まった作品は、これが最初で最後です。出だしが三つあったからね。どの季節から始めたらいいのか分からなくて。
でも、連載直前にサブタイトルが見つかって、そこからはスラスラ書けました。タイトルって偉大!
私は彼らをやっぱり純情にプラトニックにはしたくなかったし、でも本編で付き合わないって言っていた以上、それを破って欲しくなくて。私自身も葛藤の日々でした。
そして、その期限が終わっても、付き合い方が変わっても、二人は変わって欲しくないなぁと・・・いろんな意味でね。
思い出深い作品です。
ストロベリーキス
(2005.3.17〜2006.3.4)
可愛らしくキスをしている高校生を書きたかったんです。
ちょうど彼らに出会ったのが、友達と自動車学校の合宿に行っているときで、彼らの名前を友人につけてもらいました。薫くんと朱美ちゃん。可愛いでしょー。
可愛らしい男の子を書きたくて、ちょっと意地っぱりな女の子を書きたくて、好きなように書きたくて、ラブコメを書きたくて・・・そんなことをしていたらやたらシビアな受験小説になっていた・・・何故!?というか、私、大学受験に対して何かトラウマがあるのかな・・・。たいした思い出もないけれど。
ある意味駄作。申し訳ない。
Day By Day
(2006.10.4〜2007.5.1)
当サイトで一番アクセス数が多く、かつ一番エロい作品。
セックスフレンドだけではなく、他にも色々なテーマに取り組んだ私なりの自己満足小説でございます。
書いているときはすごい楽しかったです。楽しくて、切なくて、何故か私もすごい恋に落ちたような気分になっていました。執筆中も私自身にもいろんな出来事があって、安い恋愛に引っかかったり、セフレになりかけたり、現実逃避をするために二次元キャラにも恋をしたり、私生活もめちゃくちゃで、そんななかでこの作品は安らぎであったし、誠実でいて欲しかった。真莉は私の姿と理想。そして靖彦は願望。
本当は靖彦は斜に構えているような人で、でもどこかに弱さがあって、私はそれを愛したかったんだと思います。
しかし・・・駄作!!
時間の掴み方がまるで分かりません。一人称を交互でやるという形式には慣れていたはずなのに、ここまで捕らえるのが難しかったら、読者さんもかなり困惑すると思われる・・・。それほど必死だったのか私・・・(爆笑)。
でも私自身は時々読み返したくなるような作品です。めったに読み返さないけれど(笑)。
学園アイドルは女王様!
(2008.3.9〜2008.5.18)
小説を書く喜びを知って十年近く、途中受験やら何やらで書くことを制限されていたことはあったものの、書きたくても書けないことはありませんでした。
しかし初めて長期間のスランプに陥り、ようやく脱出へと導いてくれたのがこの作品でした。
それも一度失敗したラブコメ!
前の連載が『Day By Day』だったので、今度は純情モノが書きたくなったようです。今現在、キスシーンすらないし(笑)。
学生服の彼らを書くのはとても楽しかったです。でもせっかく学生服を書くんだったら、次はもっとシビアなものを書きたいなー。
ビバ学園モノ! 今まで学園モノは苦手だったんだけど、実はたくさんツボがあるんですよねー。
この作品も、たくさんの感想をいただけます。また番外編を書きたいとは思っています。あー時間が欲しい!
夢世界〜奏と優の物語〜
(2005.1.14〜連載中)
長編です。私の原点とも言える小説。
第一部のもとは、私が16歳の頃に書いたもので、今でも黄ばんだノートが残っています。文章は少しずつ変えたし、場面構成も多少違うけれど、それでも原点。
宝石のようにキラキラしている気がする。保本と桐川は私の宝物。とても愛しています。
私は保本に憧れていました。というか、妹がモデルでした。そんな妹も成長して、今は保本の歳を越えて、私が想像しているのとかなり違う女に成長しましたが、それでも愛してる。
桐川みたいな男を書いたのは、これが初めてだったような気がします。それまでの私、14歳から15歳の私はひたすら優男を書いていた気がする。っていうか、今もかもしれない(笑)。
そういう意味で、私の小説という殻を破ってくれたり、胸の痛みを正直に表してくれたこんな小説は二度と書けないし、想像も出来ないと思う。
とてもとても大切な作品です。
だからこそ、このサイトに載せるときは悩みました。簡単に載せちゃっていいのかなー、重過ぎないかなー、みんなついて来れるかなーって。でも、この作品も長々と連載をしているにもかかわらず、たくさんの感想をいただいています。
感動した、泣いてしまった、一つ一つの言葉が私の胸に響きました。
時間はかかるけれど、完結まで私は二人を見守りたいと思っています。
10000メートル向こう
(2005.5.21)
当サイトが一万ヒットを飛ばしたときに、書かせていただいた小説でございます。
まさに私らしい小説って今も思います。自分で言うなって感じ?(笑)
こういう心の闇みたいなもの、生きることへの絶望、そういうものを書くのが好きです。だって日常生活でこういうことを友達に話せないじゃないですかー(笑)。語るのは絶対タブーだけど、それでも消えてなくならない感情。表現できて、そして読者さんに共感していただけたこともあり、とても満足です。
あと20000日
(2005.8.9)
これねー、二万ヒットを控えた頃、ネタを探していて、そしたら何故か電卓を手にとって二万を365で割ってみたんですよ。そしたら55くらいの数が出て来て、使える〜って思って(笑)。
この発想はちょっと自分でもびっくりしました。他の小説サイト様からも好評でした。ありがとうございます。
当時自分がまだ22歳の小娘だったのに、25歳の人間を書くのって、背伸びしていて嫌だなぁって思っていたんだけど、こちらも当時たくさんの感想をいただけて、励まされました。
風鈴とかアイスコーヒーとか、そういう夏っぽい描写は今でも好きです。
50000回のキスをしよう
(2006.2.11)
オンライン小説検索エンジンの【NEWVEL】様のランキング、恋愛カテゴリにて、初登場第2位に輝いた作品でございます。ありがとうございます! ありがとうございます! 最初で最後の名誉でございます(笑)。
50000ヒットの小説ということで、初めはパンプキンテイストの無駄に大人じみた話、「50000回のキス」という小説を書き上げていたのですが、その後日に急に教室の光景が見えて、この作品を書き上げました。
主人公が好きです。微妙なひねくれ具合が。
いつも一人でいることは悪いとは思わないし、いつも人と一緒にいるのは息苦しいけれど、だからと言って寂しくないわけではない。矛盾しているかもしれないけれど、そういう女子高生らしい気持ちを書きたくて書いたら、いろんな方に読んでいただき、わり好評で嬉しかったです。
気付いたら当サイトの中でも一、二を争うほどの甘い小説・・・ですね(笑)。
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