『赤い果実』あとがき


 ついに書きました!念願の女教師モノ!!
 書きたいと思っていたのはもうずいぶん前からなんですけれど、いまいち度量も器量もなくずっと書けずにいましたが、春に今回使わせていただいたお題に出会い、ぜひこれは活用しなければ、と勇気を出して踏み込みました。
 このお題を見て、私の頭に浮かんだのは、ありがちだけどとても切なくて、でも愛しくて、そんな二人。そして、せっかくだからこの立場も利用して。先生と生徒ですよ?禁断の恋ですよ?萌え〜(暴走中)。


 小説を書くということについて、友達と話しているうちに自分の中で定義が見えてきたような気がするんです。
 私の頭の中、というか、目線より少し上の高さにひとつの世界があって、私は傍観者であり主人公である。そこで起こることを目の当たりにして、時には主人公と一緒に驚いてみたり悲しんでみたり、それをどうにか記憶にとどめるようにします。時には拾いきれないこともあって、それはきっと一生文章には表れない。
 今まで何度も取り零してきた物語があって、何よりも悲しいことは、その世界が私の記憶とともに消滅してしまうということ。いままでどれだけの世界や人を殺してきたのか、考えるだけで悲しくなります。私の力不足かな。プロみたいにノートを手放さずに、なんて私には出来ないし。
 だから、例えどんな結果になろうと、ありがちな話になろうと、どんなにエロかろうと(笑)、全て世界で起こった出来事なんです。大切な物語。私にとってはとても。それを文章にして、私の頭の中だけではなく、人物たちに生きて欲しいと願います。
 里菜も琉もこうして生まれました。
 創作するって多分そういうことなんです。小説だけじゃなくて、例えば音楽でも、絵でも。作る人に見えたって、その人がその世界を忘れたりしたら、その世界は死んでしまうのです。だから、世界が見えたのなら是非この現実の世界に降ろしてあげて欲しいです。別に公開、未公開なんて関係なく。そしたら、その世界は永遠に生き続けます。


 お題を使っての執筆が多くなったせいで、最近は自分でサブタイトルをつけられなくなっているのではと怯えています(笑)。
 今、『赤い果実』の最終話を読み返して、ああこんなに恥ずかしい話だったんだなと(笑)。
 最後まで読んでいただき、とても嬉しく思っています。
 初めて私の作品に触れてくださった方、その巡り合いに感謝しています。そして、他にもパンプキンの作品を読んだことがあるよって方はいつもありがとうございます。
 七月毎週土曜日更新という、ちょっと変わったことをしたこの作品ですが、要は「試験前だから定期的に小説を更新したい」という管理人の希望でした。お付き合い感謝です。
 夏の企画はまた別にしたいですけれどねー、あと少しで試験も終わるし、早く夏の企画をきっちり決めたいと思っています。
 これから夏休みだし(嬉)、フリーター並みに働いて、でもバリバリ執筆したいんですよ〜!楽しいことは考えるだけで幸せです。
 こうして小説を書かせていただけることがとても嬉しくて幸せなのです。読んでくださる皆さんがいるからこそ。ありがとうございます。


 これで我がサイトにも完結済みの小説が置けるというもの(安心)。私は完結できる人間なんですーって証明したくて(笑)。
 それでは、梅雨が終わった瞬間に暑くなりましたね。熱射病や紫外線には充分に気をつけて、一度しかない今年の夏を思い切り満喫してくださいね!私も夏のキラキラに負けずに輝きたいっ!
 皆さんに輝かしい太陽、降りかかれっ(いや、暑いから。笑)。



2005年7月30日 パンプキン


   
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