空色のAGE


 すがる気持ちで真夜中にメールを送った
 淹れたてのコーヒーが少し苦く感じた夜


その場所に足を踏み入れた瞬間に
空気の歪みを感じた
平気そうに歩き続ける人々を見て
僕は急に悪酔いしそうになった

空色の時間(とき)を生きる僕らを
幸せだとオトナは言う

 すがる気持ちで真夜中にメールを送った
 淹れたてのコーヒーが少し苦く感じた夜
 ただひたすら返信届くのを待った
 悲しいメロディーを口ずさみながら

 それは僕が弱すぎるからだと言うの?


簡単に僕らに対する不満を
この街にぶつけているけれど
平和そうに見せかけた世界 守っている
歪み作ったのはあなた達でしょう?

恵まれた時代(とき)を生きる僕らを
幸せだとオトナは言う

 すがる気持ちで真夜中にメールを送った
 余計な孤独感で感傷的になった夜
 ただヒトの温もりが恋しくなった
 自分の存在に疑問を感じたから

 豊かさ故の恐怖を知っていると言うの?


  どんな時間にも輝きは見えない
  羨ましく思うのは過ぎ去った時代だから
  現在(いま)を生きるのは簡単じゃない
  またのぼり道にぶつかるよ


 すがる気持ちで真夜中にメールを送った
 淹れたてのコーヒーが少し苦く感じた夜
 ただ誰かに助けてもらいたくて
 涙でぬれた手で携帯電話(デンワ)にぎった

 上手く生きることさえできない僕らを
 あなた達は今も嘲笑(わら)っているというの?






十九歳になったばかりのときに書いた詞です。
とっくに反抗期は終わっていたはずなんですけれど、腹の中ではいろんなこと思っていた時期だったと思います。



 
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