風船 |
幼い頃 誤って手を離してしまって 飛んでいった赤い風船 どこに行ったの
ゆっくりと流れる雲のすき間を 静かに泳いで やがて私の知らない場所で 死んでいったのでしょう
子供なら どこでも簡単にもらえた 寂しそうな赤い風船 そっと抱いた
太陽が顔を出す毎日を 疑っていたけれど あの頃 ひとり大事にしていた 私だけの世界
空に舞う風船たちを見て痛んだ心の奥の切なさ 歳をとるだびに忘れていく子供の想い どうかはなさないで・・・
恐さを知らずに進む子供達 希望を秘めた瞳 今でも手放した赤い風船 映っているのでしょうか
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誰にでも経験があるんじゃないかなって思います。 実際私も三歳の頃に、赤い風船を手放してしまって、空高く飛ばしてしまったことあります。 あのやりきれなさは今も忘れません。 でも人間って、そのうち諦めを覚えるし、何より「またいつか手に入る」って理解してしまうんですよね。 何よりも子供は純粋です。
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