風船


幼い頃 誤って手を離してしまって
飛んでいった赤い風船 どこに行ったの


 ゆっくりと流れる雲のすき間を
 静かに泳いで
 やがて私の知らない場所で
 死んでいったのでしょう



子供なら どこでも簡単にもらえた
寂しそうな赤い風船 そっと抱いた


 太陽が顔を出す毎日を
 疑っていたけれど
 あの頃 ひとり大事にしていた
 私だけの世界



  空に舞う風船たちを見て痛んだ心の奥の切なさ
  歳をとるだびに忘れていく子供の想い
  どうかはなさないで・・・



 恐さを知らずに進む子供達
 希望を秘めた瞳
 今でも手放した赤い風船
 映っているのでしょうか






誰にでも経験があるんじゃないかなって思います。
実際私も三歳の頃に、赤い風船を手放してしまって、空高く飛ばしてしまったことあります。
あのやりきれなさは今も忘れません。
でも人間って、そのうち諦めを覚えるし、何より「またいつか手に入る」って理解してしまうんですよね。
何よりも子供は純粋です。



 
Copyright 2005- パンプキン All Rights Reserved.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送